お礼状を書くときはなるべく早く出すのが鉄則です。感謝の気持ちを表すお礼の手紙はタイミングを逃さないよう三日以内には出すようにします。
目上の人やビジネス上の関係者にお礼状を出す場合は、形式にのっとった文面で出します。ただし、ただただ堅苦しい形式ばった文面では誠意は伝わりません。マナーを重んじながらも自分なりの表現で誠意を表すように心掛けます。
その一方、親しい人へのお礼状の場合は形式はあまりこだわらなくても良いでしょう。大切なのは感謝の気持ちが伝わるかどうかです。お礼の手紙は前文を省いて書き始め、語りかけるような文章にすると気持ちが伝わりやすくなります。
もし、先方が期日指定で送ってきていたり現金を送ってきていた場合は、先方も届いたか気になっているはずです。その場合は、お礼状を書く前にまず電話をするようにしますと、先方も安心します。
子供の成長の節目へのお礼状の書き方
子供の成長の節目としては初節句、七五三、入学、卒業などがあります。これらの節目にお祝いをいただく場合、文具券や図書券をいただくことが多いようです。
先方は「自由にお使いください」という意味でそのようなお祝いをしているのですが、やはり何に使ったかは気になるものです。ですから、「何に使ったか」「何に使うつもりなのか」を具体的にお礼状に書くと喜ばれます。もし、何に使うか決まっていない場合は「大切に使わせていただきます」というような表現にしておきます。
子供が字を書ける年齢になっている場合は、お礼の手紙は本人に書かせるようにしましょう。その場合無理して形式ばった表現をさせる必要はありません。子供らしいのびのびとした文章で感謝の気持ちが伝わるようお礼を書かせましょう。
内祝いのお礼状の書き方
内祝いは結婚、出産、新築、退院などの自分や自分の家に関するお祝い事を祝ってくれた人にお礼をすることです。
もともと内祝いはお祝いをもらったかどうかに関係なくお礼をしていた慣習のため、「もらったからお返しをする」という態度は失礼にあたるとされます。そのため内祝いの品を送るときのお礼状(添え状)は、「お返しとして」「返礼に」という言葉は使ってはいけません。自分たちの喜びをおすそ分けするという気持ちを表現するようにします。
また、内祝いの品とお礼状(添え状)は祝い事から少し時間を置いてから出すのが慣例となっています。お礼状の書き方は、出産の場合は母親の体が完全に回復してから育児の奮闘振りを書いたり、新築祝いなら新居での暮らしぶりなどを書くようにします。
内祝い品につけるのしの表書きは「出産内祝」「新築内祝」といった「お祝い事名+内祝」という書き方が基本となっています。ただし、退院のお祝いの場合は、「快気内祝」となりますので注意しましょう。
お中元・お歳暮へのお礼状の書き方
お中元・お歳暮へのお礼状は、無事に届いた報告を兼ねていますので、届いたらすぐに出すようにしましょう。
基本的にお中元・お歳暮は季節のあいさつになりますので、贈られてきた時点で元気で暮らしている証となっています。ですからお礼の手紙の書き方としては「いかがお過ごしでしょうか」ではなく、「お元気そうでなによりです」という表現になります。
また、もらったものに対して「結構な品」でかたずけてしまいがちですが、それではあまりにも味気ないので、もらったものへの感想をできるだけ具体的に書くようにします。もしいただいたものが生鮮食品の場合、先方も期日までに届いたか心配しています。届いたら取り急ぎ電話をかけ、先方に無事いただいた報告をしましょう。お礼の手紙は2~3日後改めて出すようにします。
お礼の手紙を代筆する場合のお礼状の書き方
夫がお中元やお歳暮をいただいた場合、妻がお礼状を代筆しても構いません。ただし、その場合は文中に本人(夫)がお礼を述べていることを書き添えるようにします。
また、差出人は夫の名前にします。妻の名前は左脇に小さく「代」「内」と書いてその下に妻の名前のみを書くか、夫の名前の左脇に「内」と入れるだけかにします。
旅行のお土産へのお礼状の書き方
旅行のお土産へのお礼の手紙は受け取ってから2~3日以内に出すようにします。親しい間柄の場合は前文は除いて構いません。お中元やお歳暮のように品物をいただくのですから、ただ「ありがとう」といったお礼だけでなく、いただき物に対しての感想もお礼状に書くようにします。
結婚記念日のお祝いへのお礼状の書き方
結婚記念日のお祝いへのお礼の手紙は受け取ってから2~3日以内に出すようにします。親しい間柄の場合は前文は除いて構いません。この場合も品物をいただくのですから、お礼だけでなく感想も書くようにします。また、結婚記念日の場合は夫婦の歴史への感慨や今後の抱負などを盛り込んで書くようにしましょう。
餞別へのお礼状の書き方
餞別へのお礼の手紙は受け取ってから2~3日以内に出すようにします。お礼の手紙の内容は餞別のお礼だけでなく、今までお世話になったお礼も書くようにします。その後、これからの抱負や今後へつなげる言葉を述べ、末文の挨拶で締めくくります。
また、餞別に現金をいただいた場合は、直接的な言葉は避けて「お心遣い」「お餞別」「はなむけ」という表現を使うのがマナーです。
お世話になった人へのお礼状の書き方
お世話になった場合、直接会ってお礼を言うのが無理な場合はお礼状を出すのがマナーです。手紙はお世話になったらすぐ出すようにします。用件に対して具体的に感謝の気持ちを書くのもお礼状のポイントです。また、お世話になった結果が思わしくない場合でも、結果報告もかねてお礼状は書きましょう。
不首尾に終わった場合のお礼状の書き方
もし、お世話してもらった結果が不首尾に終わった場合もお世話をしてくれた人を責めるような文章を書くのは論外です。あくまでも自分に非があるというスタンスでお礼状を書くことを忘れないようにします。先方はあなたのためにわざわざ骨をおってくれたわけですから、前向きな表現でお礼の手紙を書くようにしましょう。
頼みごとを引き受けてくれたことへのお礼状の書き方
簡単な頼みごとの場合は電話で済ませることもできますが、あらたまった依頼事の場合はお礼の手紙を書くのがマナーです。
あらたまった頼みごとといえば、お金を借用したり、身元保証人になってらったり、連帯保証人になってもらったりといったことが上げられます。これらの頼みごとに共通するのは、相手がリスクを背負って頼みごとを聞いてくれているということです。このような場合は特に、非常に恐縮している気持ちをもってお礼状に書くことが大切です。
もし、頼みごとを断れた場合でもお礼状は書きましょう。相手もあなたの頼みを断ったことは心苦しいはずです。相手の負担を軽くするようなお礼状の書き方をしましょう。
返済・返送する際もお礼状は不可欠
借りたお金を返済するとき、返送するときもお礼状は必ず書くようにします。金品に添えるか別便で送ります。お金だけを返済・返送するのはマナー違反であるばかりか、今後の互いの関係にも亀裂が入りかねませんので気をつけましょう。
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